肩の痛み

肩甲骨はがしって痛そう。なぜ肩甲骨はがしが必要なのか

肩甲骨はがしって痛そう。なぜ肩甲骨はがしが必要なのか

肩甲骨はがしって何?

そもそも肩甲骨とは、背中の上部に左右対称にある逆三角形の平たい骨です。
この肩甲骨は、様々な方向からいろんな筋肉と繋がっていて、計17個(僧帽筋、広背筋、肩甲挙筋、大菱形筋、小菱形筋、棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋、肩甲下筋、三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、烏口腕筋、小胸筋、前鋸筋、肩甲舌骨筋)が付いており、それぞれが頭蓋骨・頚椎・胸椎・腰椎・骨盤・上腕骨・橈骨・尺骨・舌骨【喉の骨】と繋がっています。
肩甲骨の最大の役割は腕を動かす事ですが、肩甲骨自体は鎖骨と接しており、尚且つ背中の肋骨の上に乗っているだけなので、非常に不安定な状態で、重さ約2キロの腕を支え、かつ動かさないといけません。
肩甲骨はがしとは肩甲骨の運動で固まってしまった肩甲骨周りの筋肉をほぐして緩め、肩甲骨の運動で肩甲骨がついている筋肉から剥がすような施術をする、その名の通り肩甲骨を除骨から”はがす”施術です。
肩甲骨周りの筋肉が硬くなると、本来は滑らかに動く肩甲骨の可動域が狭まってしまい、動きが滞ることで”肩こり””首こり””腕のしびれ”といった症状が現れます。

どうして肩こり首こりに効くの?

皆さん、こんな悩みはないですか?

デスクワークで体の節々が固まっている・・・
猫背や巻き肩を指摘される・・・
肩周りがだるくめまいを感じる事がある・・・
肩こりからの頭痛がある・・・

首や肩周りの悩みは実は肩甲骨にあります!

また、首こり肩こりの原因として、頭と体を繋ぐ首は緩やかな前弯のカーブを描いていますが、パソコンでの作業やスマートフォンの操作などの前傾姿勢をとり続けることで、このカーブがまっすぐになったり(ストレートネック)、後弯したりします。

人間の頭の重みは、体の10%で、体重50kgの人なら5kgの重みがあります。常に5kgのお米を支えているので、首には相当な負荷がかかっているのです。さらに、頭を30度ほど前かがみにするだけで、首に加わる重さはその3倍に。すると、5 kgもある頭の重さを支えるために、首の筋肉に大きな負担がかかるようになります。首を30度前に傾けると、頭の重さの3倍以上の15kg、60度傾けると25kgもの負担が首の筋肉にかかります。
毎日ずっと首は筋トレをしている形に姿勢がさせてしまっているのです、、、

そして肩甲骨をしっかり動かせる状態にすることで、ダイエット効果もあります。
肩甲骨周りには、褐色脂肪細胞というエネルギーを利用して「熱」を作り出す細胞があり 、熱を作るミトコンドリアという細胞内器官が多く存在するために、細胞が褐色に見えます。 
乳幼児は体温調節機能が乏しいため、寒さで体温が下がった時、褐色脂肪細胞が白色脂肪細胞を燃焼させて、体温を上げようとするのですが、成長とともに骨格筋が発達し、て、体温調節の役割をかわりに担うため、褐色脂肪細胞の数は徐々に減少していきます。
 この褐色脂肪細胞が成人になっても残っているのが、肩甲骨周りなのです。

自分でできる肩甲骨はがしのストレッチ

ではあなたの肩甲骨ガチガチ度をチェックしていきましょう!

①かかと・背中・腕を壁につけてまっすぐ立つ

②腕を肩の位置までまっすぐに伸ばす。この時に腕が壁から離れないように注意し、肘は曲げずに手のひらは下向きにする

③そのまま壁から離れないように痛みを感じず無理のないように腕を上げていく


「45度未満」
ガチガチです。肩甲骨周りの筋肉がかなり硬くなっており、動きが悪くなっています。
「45~60度」
肩甲骨周りの筋肉がやや硬く、動きも少し悪くなってきています。
「60度以上」
肩甲骨は柔軟に動いています。


60度未満の方は毎日セルフケアをすることがお勧めです!
下に肩甲骨をセルフで剥がせるストレッチを紹介させていただきます↓↓↓

【超簡単】1分でできる『肩甲骨剥がし』
 https://youtu.be/GpQ4Q8PZdlY



【1日3分】コラーゲンが増える“肩甲骨体操”
 https://youtu.be/5fsoVKEixvU

まとめ

今回は肩甲骨はがしについて解説をしてきましたが、いかがだったでしょうか?

特に肩甲骨周りの筋肉が硬くなったり、使いづらくなって来ると首や肩の痛み、背中の痛みや腰痛、腕周りの代謝が落ち腕に脂肪がついてしまったり、様々な症状が引き起こされる可能性があります。毎日ストレッチをすることによって、肩甲骨の可動域を広げることができるので、既に痛みが出ている方、今後様々な症状を予防していきたい方はぜひ今回お勧めしたストレッチを頑張ってみてください。

またセルフケアで取りきれない肩周りののだるさ、しんどさ、痛みやしびれが出ている方は、セルフケアでほぐしきれないくらい筋肉が固まってしまっている可能性がありますので、近くの整骨院や整体に行ってみてください!

体を治すための整骨院や整体なので、セルフケアを細かく教えてくれるところがお勧めです!