首の痛み
何でめまいは起こるの?ー応急処置や改善方法ー

めまいの原因は何?
「めまい」という言葉を聞いたことはありますか?
めまいとは、体のバランス感覚を司どる内耳やその周辺を支配する神経や脳の異常などが原因として考えられ、以下のようなものがあります。
– 内耳の問題:内耳の前庭や半規管の異常、メニエール病、良性発作性頭位眩暈症などが含まれます。
– 脳の問題:脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷、緊張性頭痛、片頭痛などが含まれます。
– 心臓や血管の問題:低血圧、高血圧、動脈硬化、心臓弁膜症などが含まれます。
– 薬の副作用や中毒:抗不安薬、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、抗てんかん薬などが含まれます。
めまいは、年齢に関係なく誰にでも起こり得ますが、以下のような人々に起こりやすいとされています。
– 年齢が上がると、めまいのリスクが高くなります。
– 女性にやや多く見られます。
– ストレスが多い人や、うつ病などの精神疾患を抱えている人に起こりやすいとされています。
– 突然、頭を動かすことが多いスポーツ選手や、転倒しやすい仕事をしている人にも、めまいが起こりやすいとされています。
めまい応急処置
めまいが起こった場合の応急処置としては、以下のようなことが考えられます。
1. 横になる:安全な場所で、横になって休むことが望ましいです。
急に動いたりせず、無理をしないようにしましょう。
2. 水分補給:めまいの原因が低血糖や脱水症状などの場合、水分補給が効果的です。
水分補給には、水やスポーツドリンクが適しています。
3. 呼吸:深呼吸を繰り返すことで、リラックス効果が期待できます。
呼吸を整えることで、めまいが改善されることがあります。
4. アイマスク:目を閉じた状態でアイマスクをすることで、目からの刺激を緩和することができ、めまいを和らげることがあります。
ただし、めまいが頻繁に起こる場合には、適切な治療を受けることが必要です。医療機関を受診し、適切な処置を受けるようにしましょう。
改善方法
めまいの種類によっては、体操をすることで改善するものもあります。
それが、良性発作性頭位目眩症になります。
このめまいになる人の特徴は、運動不足、パソコンをよく使うのうちどれか1つが当てはまる人に多いです。
この症状を自宅で治す場合は、
1.枕を高くする
枕を高くすることで、三半規管に耳石が入るのを予防できる。
2.寝返り体操
特に、寝返りでめまいが起きる方、良性発作性頭位めまい症(水平半規管型)と診断された方のための体操です。
まくらのない状態で行ってください。めまいがしてもがんばって行います。
・1つの姿勢につき、それぞれ声に出して「10」まで数えます。
・①~⑥の動作を3回繰り返します。
①仰向けに寝た状態で、声に出して「10」まで数えます(第一頭位)。
②首だけを右に90度回転させ、同じように「10」まで数えます(第二頭位)。
③右90度を見たまま、体も90度回します。「10」まで数えます(第三頭位)。
④仰向けに戻り、ここでも「10」まで数えます(第一頭位)。
⑤つぎに、首だけを左に90度回転させ、同じように「10」まで数えます(第四頭位)
⑥左90度を見たまま、体も90度回します。「10」まで数えます(第五頭位)
⑦もとの仰向けの状態の戻ります(第一頭位)
まとめ
いかがでしたか?めまいの原因は様々ですが、放置すると危険な場合もあります。
こうした原因を一つ一つ確認していくことが大事になりますので、
めまいが悪化する前に改善や予防を心がけるようにしましょう。