フラットバックって知ってますか？

フラットバックって何？

「フラットバック」とは、背骨のカーブが少なく横から背骨を見ると背中から腰がまっすぐになっている状態を指します。

正常な背骨は、胸椎と腰椎でS字カーブを描いています。
このカーブがあることで、背骨にかかる衝撃を分散し、体重を支えやすくなっています。

一方、フラットバックの状態になると、背骨にかかる衝撃を分散することができなくなり、腰痛や肩こり、頭痛などの原因となる可能性があります。

フラットバックの状態になっているかどうかを確認するには
壁に背中をつけて立ち、壁と背中の間に手のひら1枚分のスペースがあるかを確認します。
スペースがない場合は、フラットバックの可能性があります。

フラットバックの姿勢は、腰痛や肩こり、頭痛などの原因になると言われており、姿勢が悪いことで、内臓の働きが悪くなったり、呼吸が浅くなったりすることもあります。

フラットバックの原因と危険性

姿勢がフラットバックになる原因は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

⚫︎長時間同じ姿勢を続けること
長時間同じ姿勢を続けると、筋肉が緊張して硬くなり、背骨の曲がりが失われることがあります。
特に、デスクワークや長時間の運転などで、同じ姿勢を続けることが多い人は、フラットバックになるリスクが高くなります。

⚫︎運動不足
運動不足で筋力が低下すると、背骨を支える力も弱くなり、曲がりが失われやすくなります。
また、運動不足は、骨盤の歪みにもつながり、フラットバックの原因となることがあります。

⚫︎骨盤の歪み
骨盤が歪んでいると、背骨のバランスが崩れて、曲がりが失われやすくなります。
骨盤の歪みは、長時間同じ姿勢を続けることや、運動不足、肥満などが原因で起こることがあります。

フラットバックが悪化すると、以下の危険性があります。

⚫︎腰痛
背骨のカーブが失われることで、腰にかかる負担が大きくなり、腰痛を引き起こしやすくなります。

⚫︎肩こり
背骨の曲がりが失われることで、肩甲骨周りの筋肉が緊張し、肩こりを引き起こしやすくなります。

⚫︎頭痛
背骨の曲がりが失われることで、頭部への血流が悪くなり、頭痛を引き起こしやすくなります。

⚫︎椎間板ヘルニア
背骨の曲がりが失われることで、椎間板の圧迫が強くなり、椎間板ヘルニアを引き起こしやすくなります。

フラットバックの改善方法

フラットバックを改善するには、以下の方法が有効です。

〈こまめに姿勢を正す〉
意識して正しい姿勢を保つことで、筋肉の緊張をほぐし、背骨のカーブを維持しやすくなります。

〈適度な運動をする〉
筋力を鍛えることで、背骨を支える力を高め、曲がりを維持しやすくなります。

〈ストレッチをする〉
筋肉を柔軟にすることで、背骨の動きがスムーズになり、曲がりを維持しやすくなります。

〈骨盤を整える〉
骨盤の歪みを整えることで、背骨のバランスを改善し、曲がりを維持しやすくなります。

フラットバックを改善するためには、日常生活の中で意識して正しい姿勢を保つことが大切です。
また、運動やストレッチなどで筋力を鍛えることも効果的です。

具体的には、以下の点に注意するとよいでしょう。

(1)椅子に座るときは、背もたれに浅く腰掛け、背筋を伸ばす
(2)立ち上がるときは、背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと立ち上がる
(3)歩くときは、胸を張り、背筋を伸ばす
(4)階段を上がるときや下りるときは、背筋を伸ばし、ゆっくりと動く

また、以下のようなストレッチや運動も効果的です。

〈胸を開くストレッチ〉
両手を胸の前で組み、肘を曲げて、肩甲骨を寄せるようにする。
そのまま、息を吐きながら、胸を大きく開く。

〈背筋を伸ばすストレッチ〉
椅子に座って、背もたれに浅く腰掛け、背筋を伸ばす。
息を吐きながら、頭頂部から足先まで、背筋を伸ばす。

〈腹筋を鍛える〉
仰向けになり、両膝を立て、両手を頭の後ろに置く。
息を吐きながら、上体を起こす。

〈背筋を鍛える〉
四つん這いになり、背中を真っ直ぐにする。
息を吐きながら、お尻を上げる。

まとめ

フラットバックを改善するためには、継続的な努力が必要です。
しかし、正しい姿勢を身につけることで、腰痛や肩こりなどの痛みから解放され、健康的な生活を送ることができます。

姿勢改善を行いたい方はFilamentまでご相談ください。

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