腰の痛み

リウマチってよくなる??原因を徹底解説

リウマチってよくなる??原因を徹底解説

リウマチとは

リウマチという言葉を聞いたことはありますか?一度は聞いたことがあるがどのような症状か知らない人が多いと思います。
リウマチとは、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる病気です。
リウマチの初期症状は、以下のようなものが挙げられます。

・関節の痛みや腫れ:特に手首や指、膝、足首などの小関節が多く影響を受けます。
・関節のこわばり:朝起きたときや長時間座り続けた後など、関節が固まって動かしにくくなることがあります。
・疲れやすさ:疲れやすく、疲れが取れにくい状態が続くことがあります。
・発熱:発熱が起こることがあります。
・皮膚の変化:関節の痛みと同時に、皮膚に赤い発疹や紫色の斑点が出現することがあります。
・筋肉の痛み:筋肉が痛むことがあります。
・貧血:顔色の悪さ、体のだるさが起きてきます。
・神経異常:手足のシビレ感や筋力の低下が起きてきます。

これらの症状がさらに進行し最終的には寝たきりあるいは車椅子生活で、身の回りのことが自分ではほとんどできない状態になってしまいます。
とても恐ろしい病気ですね…。
これらの症状が当てはまる方は早めに診断を受けるようにしましょう。

リウマチの原因

リウマチの原因は完全には分かっていませんが、自己免疫疾患の一種と考えられています。
自己免疫疾患とは、免疫系が本来攻撃すべきでない自分自身の細胞や組織を攻撃してしまう病気のことです。
リウマチは、免疫系が関節やその周辺の組織を攻撃し、炎症を引き起こすことです。
なぜ免疫系が自分自身の組織を攻撃するのかは、まだ完全には解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因、感染症などが関連していると考えられています。
また喫煙や肥満などの生活習慣も、リウマチの発症リスクを高めることが知られているのです。
ただし、リウマチが家族内で集団発生することはごく稀であり、完全に遺伝によって引き起こされる病気ではないとされています。
リウマチの原因については、今後の研究によって解明されることが期待されています。

治療法

リウマチの治療法は、炎症を抑えること、関節の変形を防止すること、患者さんの生活の質を向上させることが目的とされています。
以下に代表的な治療法を挙げます。

・抗炎症薬の投与:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やステロイド薬が使用されます。これらの薬は、痛みや関節の腫れ、こわばりなどの症状を緩和します。
・疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)の投与:免疫系の働きを調整することで、炎症を抑え、関節の変形を予防する効果があります。
・バイオロジック薬の投与:免疫系の働きを特定の分子を標的にして調整するため、効果が高いとされています。ただし、副作用があるため、使用には注意が必要です。
・理学療法:関節の可動域を維持し、筋力を強化することで関節の変形を予防することができます。
・外科的治療:関節の変形が進んでいる場合には、手術が必要となることがあります。

リウマチの治療は、患者さんの症状や病状の進行具合に合わせて、個別に決定されます。治療方針は専門医の指導のもとで行われるため、医師の指示に従い、適切な治療を受けることが重要です。

まとめ

以上リウマチが起こる原因と症状をお伝えさせて頂きました。
いかがでしたでしょうか?
原因がはっきりと分かっておらず完治が難しく進行を抑える治療がメインとなっておりとても恐ろしい病気ですね。
しかし、早期の診断と治療により、症状を軽減し、関節の変形を予防することが可能になりました。
最近では早期に診断を受けた関節リウマチ患者さんに、ごく初期から強い治療で症状を抑え、病状が治えたまま維持できれば、治療自体をも中止することができたという報告もみられているのです。
新しい治療薬や治療法の開発が進んでおり、今後もリウマチの治療については、より効果的な方法が開発されていくことが期待されています。
予防が難しい病気だからこそ早期発見をして症状がでないようにすることがいかに大事か理解していただけたのではないでしょうか。
もし自分の体に異変が起きたら気のせいで終わらせるのではなく早めに診断を受けるようにしましょう。