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脊柱管狭窄症とは?-原因・症状・改善方法-

脊柱管狭窄症とは?-原因・症状・改善方法-

脊柱管狭窄症とは

脊柱管狭窄症とは何か知っていますか?

背骨は大きく分けて
背骨、椎間板、神経、黄色靭帯の4つから出来ています。

また脊髄神経は、守られるように背骨にあるトンネルの中を通っており
トンネルの名前を脊柱管と言います。

脊柱管狭窄症とは、
神経が通っている脊柱管(骨のトンネル)+狭窄症(狭くなること)=脊柱管狭窄症といい、神経がトンネルの中で、圧迫されたり、炎症を生じることで、神経痛が出現し、足の神経が傷ついて、足に痛みが出たり、痺れが出たりします。

また、自律神経の半分が通っていますので、便に不都合が出てきたりします。

下半身の神経症状はこの神経症状が原因で起こり
40歳以上の中高年が発症しやすいとされています。

脊柱管狭窄症の原因・症状

症状としては、長い距離を続けて歩くことができず
歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)
といわれるものがあります。


腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると
太ももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。

しかし、少し前かがみになったり、腰かけたりすると、しびれや痛みは軽減されます。

進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出が悪くなったり、逆に尿が漏れる事もあります。

原因は3つのパターンがあるのでご紹介します。

先天的要因
生まれながらに脊柱管が狭い場合(=先天性狭窄)

思春期に身長が伸びるのと同じで、脊柱管も思春期に広くなっていくのですが、身長が伸びない人がいるのと同じで広くならない場合(発育性の狭窄)があります。

年齢的には30~40歳が多いですが比較的まれです。

経年劣化による後天的要因
加齢によりクッションである椎間板が潰れ、背骨がグラグラと動揺してしまうことで、背骨が変形したり、骨のトンネル(脊柱管)の中の靭帯が太くなった結果、狭窄症を起こしてくる場合です。

年齢的には40歳以上から始まり、平均年齢は60歳以上と高齢の方に多く見られ、患者様の原因としては最多です。

脊柱菅狭窄症が高齢の方に見られやすいのに対して、
椎間板ヘルニアは若い人に多く見られます。

事故の損傷による後天的要因
過去に脊椎の外科的手術をした方や、交通事故等などで背骨を損傷した場合に骨のトンネルが狭くなることがあります。

年齢はあまり関係ありません。比較的まれです。

脊柱管狭窄症の改善方法

<手術>
① 椎弓の一部と肥厚した黄色靭帯などを切除して脊柱管を広げる方法
② ①に加えて上下の骨を癒合させる方法
③ すべり症のように腰椎が前後左右にずれていた場合は、固定術

<ストレッチ>
筋の伸長や強化、血流の改善を促すため適度な運動療法を行います。

なるべく腰をそりすぎないような姿勢を保つために
腰をまるめるようなストレッチや体幹を強化する運動が適応となります。

胸郭のエクササイズや股関節・膝関節周囲の問題に対するアプローチを
行う場合もあります。

また電気治療・温熱治療を併用するなどして、痛みやしびれの改善を目指しましょう。

腰のそりを強めてしまう腰背部の筋のストレッチ
両脚を抱えて体を丸め、両膝を胸の方にひきつけるようにします。
反動をつけずにゆっくりと行います。
呼吸を止めずに20~30秒間同じ姿勢を保持します。これを3回繰り返します。

注意点として、
腰をよりまるめるようにお尻をしっかり持ち上げることに気をつけて行いましょう。

骨盤を傾かせて腰のそりを強める股関節の前の筋肉のストレッチ
伸ばす方の脚を後ろにして立て膝をします。
手を前の方につき、前になっている足を曲げていきます。
後ろに立てている膝の位置をかえないように、股関節の前を伸ばします。
呼吸を止めずに20~30秒間同じ姿勢を保持します。これを3回繰り返します。

注意点として、
腰をそらさないように股関節の前面を伸ばすことが大切なので、
骨盤を起こしたまま前方へ移動させるように気をつけましょう。

猫背で硬くなった脊柱や胸郭のストレッチ
はじめに、四つ這いになります。
そのまま背中を丸めないようにおしりをうしろに移動させます。
呼吸を止めずに20~30秒間同じ姿勢を保持します。
これを3回繰り返します。

注意点として、腰をそらさないように注意しましょう。

<リハビリ>
保存療法として行うリハビリは、今後症状を悪化させないように
なるべくストレスの少ない姿勢を保持することや
動作を獲得することが目的となります。

下肢筋力トレーニング
椅子に浅くこしかけて、両脚を肩幅くらいに開きます。
腹筋に力をいれたままゆっくり立ち上がります。
この時腰をそらさないよう注意しましょう。
股関節と膝をしっかり曲げて座ります。
10回×2セット

まとめ

日常生活での腰を大きくそらしたり、さらにひねるような動作は
より神経を圧迫するストレスがかかるため、注意するように心がけましょう。

とくに痛みの強い場合や手術直後では
日常生活の動作でなるべく腰に負担をかけないよう注意するように心がけましょう。

以上、脊柱管狭窄症の紹介でした。

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