どこが悪いの？腰痛の根源を調べる方法

腰痛の根源とは

腰痛の原因は複雑であり、個人によって異なることがあります。

腰痛の根源にはさまざまな要因が関与していますが
以下に一般的な腰痛の原因をいくつか挙げてみましょう。

⚫︎筋肉や靭帯の緊張
長時間同じ姿勢を続けたり、不適切な姿勢を続けることによって
腰の周りの筋肉や靭帯が緊張し、痛みを引き起こすことがあります。

⚫︎椎間板の問題
椎間板は脊椎の骨と骨の間にあるクッションのような組織で
椎間板ヘルニアや椎間板の変性が原因で神経への圧迫が生じ、腰痛を引き起こすことがあります。

⚫︎関節の問題
脊椎の関節に炎症や変性が生じると、腰痛が発生することがあります。
例えば、変形性腰椎症は脊椎の関節の変性が原因です。

⚫︎姿勢の悪化
長時間の不適切な姿勢や姿勢の悪化が腰痛を引き起こすことがあります。
特にデスクワークや長時間の座りっぱなしは注意が必要です。

⚫︎筋力の不足や不均衡
コア(腹部と背中の筋肉)の弱さや不均衡が腰の安定性を損ない、腰痛の原因となることがあります。

⚫︎加齢に伴う変化
加齢により椎間板や関節、筋肉に変化が生じ、腰痛の発生が増加することがあります。

⚫︎外傷やけが
転倒、事故、スポーツのけがなどが原因で腰痛が生じることがあります。

⚫︎生活習慣や運動不足
運動不足や健康的でない生活習慣が腰痛の原因となることがあります。

これらの要因が複雑に絡み合うこともあり、個々のケースによって異なります。

何が根本原因なのか調べる方法

腰痛の根本原因を特定するためには、検査や評価が必要です。
以下は、腰痛の原因を調べるための一般的な方法です。

(1)身体検査
医師や専門家が患者の身体を詳細に調べ、痛みの発生源や影響を評価します。
特に姿勢や動作の評価が行うことが重要です。

(2)詳細な症状のヒアリング
患者から痛みの発生時期、痛みの性質、症状の放射範囲などの詳細な情報を得ることが重要です。

(3)画像検査
レントゲン、MRI(磁気共鳴画像)、CT(コンピュータ断層撮影)などの画像検査を行います。
これによって椎間板ヘルニア、椎間板の変性、骨の変化などが観察されます。

(4)神経学的検査
神経学的な検査や神経学的な症状の評価が行われ、神経の異常があるかどうかが確認されます。

(5)血液検査
血液検査を通じて、炎症や関節の状態、骨代謝の状態などを評価することがあります。

(6)生活習慣や姿勢の評価
生活習慣や姿勢が腰痛に与える影響を評価し、改善すべき点があればアドバイスを行います。

(7)運動評価
運動や体力の評価が行い、特定の運動が腰痛に影響を与えている場合には、適切な運動療法が提案いたします。

痛みの原因が特定されたら、それに対する適切な治療やセルフケアを行い症状の改善に繋げていきます。

注意すべきこと

腰痛の原因を検査する際には、いくつかの注意すべきポイントがあります。

・詳細な症状のヒアリング
お客様から十分な情報を得ることが重要で、痛みの発生時期、痛みの性質、放射範囲、悪化する要因など、詳細な症状についてヒアリングすることで、原因の特定に役立ちます。

・身体検査
医師や専門家による身体検査は、患者の姿勢、動作、神経学的な症状などを評価するのに役立ちます。
腰椎や関連する部位の状態を確認するため、検査を慎重に行います。

・痛みの放射範囲の確認
腰痛が他の部位に放射している場合
それがどの神経経路に沿っているのかを確認することが重要です。

これによって、椎間板ヘルニアや神経根圧迫などが特定されることがあります。

・画像検査の適切な利用
レントゲン、MRI、CTなどの画像検査は腰痛の原因を確認する上で有用ですが、症状や臨床的な所見と結びつけて適切に使用する必要があります。

・痛みのトリガー要因の特定
特定の動作や活動が腰痛を引き起こす場合、そのトリガーとなる要因を特定することが重要です。

症状の詳細なヒアリングや検査結果を総合的に考慮することで
腰痛の原因をより正確に特定し、適切な治療プランを策定することができます。

医師や専門家とのコミュニケーションを大切にし
症状の理解と治療の進行を確認することが重要です。

まとめ

腰痛の治療や施術を行う前に、入念な検査を行う理由を
ご理解いただけたでしょうか？

一時的な緩和ではなく、しっかりと改善に繋げていくために
検査やカウンセリングはとても重要なのです。

次回は、いよいよ改善方法についてご紹介していきます。

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