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生活習慣病って何?生活習慣病にならない為にできること!

生活習慣病って何?生活習慣病にならない為にできること!

生活習慣病とは?

生活習慣病とは、生活習慣病とは不適切な食習慣、運動不足、喫煙、飲酒また疲労やストレスなどの生活習慣が深く関与し
それらが発症の要因となる疾患の総称です。

要因となるのは生活習慣だけでなく
外部要因(病原体、有害物質、事故、ストレッサーetc.)
遺伝要因(遺伝子異常、加齢etc.)も影響しています。

生活習慣病は、はじめは加齢とともに発症・進行すると考えられていたため「成人病」と呼ばれていましたが
成人であっても生活習慣の改善により予防可能であること
成人でなくても発症可能性がある(子供の頃からの生活習慣が基盤となって発症する)ことがわかったため「生活習慣病」と改められました。

生活習慣病は、健康寿命を縮める大きな要因の1つです。

健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことで、平均寿命から介護状態の期間を差し引いた期間のことをいいます。

介護を必要とする理由として認知症や寝たきりが挙げられますが
これらの原因となる根本は生活習慣が大きく関わっています。

具体的にどんな病気なのか。

5大生活習慣病として
がん、糖尿病、心疾患、高血圧性疾患、脳血管疾患があります。
そのほかにも肝硬変、慢性腎不全、歯周病なども含まれます。

日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は、生活習慣病に含まれます。

がん
その人本来の細胞が異常な形に変化し無制限に増殖していく病気です。
体の内から発生したもので、生活習慣を含め様々な要因によって発症すると考えられています。

糖尿病
血液中の血糖値のコントロールができず、血中濃度が常に高くなってしまう病気です。
初期にはあまり症状がありませんが、糖尿病になると、3大合併症と呼ばれる網膜症・腎症・神経障害につながる場合もあります。
その他にもより大きな血管の動脈硬化を進行させてしまうため、他の疾患の原因ともなってきます。

心疾患
脈の乱れを起こす病気(不整脈)や先天性の心臓病,心筋や心膜の病気など、さまざまなものがあります。
主に生活習慣が原因となるものは、心臓を動かしている心筋に酸素や栄養が十分に行き渡らなくなることが原因で起こります。
これを虚血性心疾患と言います。
心臓の血管が狭くなり、血液の流れが悪くなり起こる狭心症や血栓と呼ばれる血液の塊によって血管が完全に詰まり血流が止まってしまうことで心筋の細胞が壊れてしまう心筋梗塞などがあります。

高血圧性疾患
高血圧によって心臓や動脈に負担がかかって
心臓のポンプ機能が低下することで起きる病気です。

初期症状としては、運動をした時の動悸や息切れを感じるようになり
足がむくむという症状もみられます。

脳血管疾患
脳の血管の異常によって脳細胞が壊れてしまう病気の総称です。
脳の血管が詰まる脳梗塞と脳の血管が破れる脳出血、くも膜下出血があります。
介護が必要となった主な原因の中で、脳血管疾患が最も高い原因となっています。

原因・予防

肥満・高血糖・高血圧・脂質異常などにより
動脈硬化が進み、病気を発症させてしまいます。

動脈硬化は脳血管疾患や心疾患の危険因子です。
そのため、動脈硬化の原因となる高血圧症や高脂血症などの早期発見(2次予防)それらの要因となる肥満・高血糖・高血圧・脂質異常などの予防・改善(1次予防)が必要となります。

1【毎日の適度な運動】
今より10分多く体を動かすことから始めましょう。
無理しない程度に、毎日続けることが大切です。

2【すぐに禁煙を】
多くの有害物質を含むたばこは、がんをはじめ
健康にさまざまな悪影響をもたらします。
また煙の害は周囲にいる人にも及びます。

3【塩分は控えめに】
塩分は1日男性8g未満、女性7g未満の摂取が適量です。
またすでに高血圧が疑われる人は、1日6g未満にしましょう。

4【油っぽい食事は避ける】
肉類は「下ゆで」するなど、調理法を工夫しましょう。

5【主菜は“肉より魚”を心がける】
魚に含まれる油には、コレステロール値を低下させる働きがあります。

6【野菜をたっぷりとる】
野菜に含まれる食物繊維には、コレステロール値を低下させる働きがあります。
なるべく1日に350g以上とりましょう。

7【お酒はほどほどに】
お酒は中性脂肪を増やしやすいので、飲み過ぎには注意しましょう。

8【毎食後歯を磨こう】
むし歯や歯周病は自覚症状がないまま進行します。
予防には、毎食後のていねいなブラッシングが効果的です。

9【自分に合った方法でストレス解消】
ストレスは健康のバランスを崩す原因にもなりますので、早めに解消しましょう。

10【規則正しい睡眠で十分な休養を】
睡眠には疲れた身体をリラックスさせ、疲労を回復させる効果があります。

まとめ

生活習慣病は、健康寿命を縮める大きな要因の1つです。

しかし、生活習慣の改善により予防可能であることがわかってきています。

日々の習慣を変えていくことで
健康寿命を延ばして生活の質(QOL)も向上させていきましょう。

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